[アテネ 25日 ロイター] - 25日投票のギリシャ総選挙は、開票率およそ92%の段階で、最大野党の反緊縮派、急進左派連合(SYRIZA)が300議席中149議席を獲得する見通しとなった。
SYRIZA関係者は、チプラス党首が、26日中に首相に就任し、遅くとも28日までには新政権を樹立する見通しを示した。
SYRIZAの得票率は36.3%。サマラス首相率いる与党・新民主主義党(ND)を約8.5ポイント上回っている。
サマラス首相は敗北を認めた。しかし、急進左派が単独過半数である151議席を獲得したのかどうかは、最終結果を待つ必要がある。
急進左派のチプラス党首は支持者を前に勝利宣言。国際支援団体が課した財政緊縮という「屈辱と苦難の日々」は終わったと表明した。
急進左派のスポークスマンによると、サマラス首相はチプラス党首に電話をかけ、総選挙での勝利に祝意を伝えた。