ギリシャ総選挙を25日に控え、最大野党・急進左派連合(SYRIZA)が首位を維持し、圧勝的多数の票数獲得に迫っていることが、23日公表された複数の世論調査から明らかになった。
アルコが実施した調査によると、急進左派連合の予想得票率は32.9%。サマラス首相率いる与党・新民主主義党(ND)との差は6.6ポイントと、21日調査の5.2ポイントから拡大した。
カパ・リサーチの調査結果によると、2党の差は2.9ポイント、スターTV委託のMRBが実施した調査では5.2ポイントとなった。
選挙運動最終日に差しかかるなか、緊縮財政に反旗を掲げる急進左派連合のツィプラス党首は記者会見で、ギリシャ向け支援の期限を2月28日とすることは不適切と言明。前日の欧州中央銀行(ECB)の決定を踏まえ、国際支援団との「交渉期限は7月まで」と語った。