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ギリシャ政治混迷、来月25日に総選挙へ 議会で大統領選出できず

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ギリシャ議会は29日、大統領選出に向けた第3回投票を行ったが、与党候補のディマス元欧州委員の獲得票数は168票にとどまり、選出に必要な180票に届かなかった。解散・総選挙が行われることになる。

サマラス首相は来年1月25日の総選挙実施を提案する方針を表明。総選挙で勝利する自信があり、新たな危機にはつながらないとの認識を示した。

政治の混迷が深まったことを受け、ギリシャ国債10年物利回り は9%を上回り1年3カ月ぶりの高水準に上昇(価格は下落)したほか、ギリシャの代表的な株価指数 も一時11%下落した。主要な銀行株指数 も一時11%強値を下げた。

アッティカ銀行(アテネ)のウェルスマネジメント部門責任者、Theodore Krintas氏は「最終投票結果を受けて不透明な政治が少なくともあと1カ月続くことになった」と指摘。「解散総選挙で実行力のある政権が生まれるかどうかは誰にもわからない」と述べた。

ただ、2012年当時とは異なり、欧州のその他市場ではギリシャの政治混迷に伴う影響は限定的となった。

<世論調査では反緊縮政党が優勢>


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