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リサイクル進まない米国、企業に「チャンスと義務」を喚起

スターバックスの店舗では、再利用可能なマグカップではなく使い捨ての紙カップで飲み物が提供される可能性が高い。マクドナルドでサラダを注文すれば、再利用できない黒いプラスチック容器に入れられたサラダが出てくるだろう。ここ数年間、持続可能性についての取り組みは盛んに宣伝されてきた。しかし、ファストフードチェーンは数百万キログラムもの包装をリサイクル工場ではなくゴミの埋立地に直行させ続けている。環境団体による新しいレポートで明らかになった。

飲料企業やスーパーマーケットも、ゴミの量を減らすことに失敗している。子ども用のドリンクやスナック菓子をリサイクルできないプラスチックパウチで包装することによって状況を悪化させている可能性さえある。米国でリサイクルされているプラスチックはわずか14%である。河川や海の汚染につながり、リサイクルによる収入の可能性を年間114億米ドル損なっている。株主擁護団体「As You Sow」と天然資源防衛協議会(Natural Resource Defense Council)が29日、発表した。

同団体らは、米国のファーストフード企業、飲料企業、スーパーマーケット企業など合計約50社の包装の仕方を調査した。その調査によると、ほとんどの企業は「大幅に遅れている」という。


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