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米大統領、一般教書演説で賃金上昇を自賛 統計では伸び悩み鮮明

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オバマ米大統領は20日の一般教書演説で、賃金が上昇し始めたと指摘、現政権の経済政策の効果だとして自賛した。ただし、複数の政府のデータによると、米労働者の賃金は伸び悩み傾向が鮮明になっている。

オバマ大統領は「景気回復の恩恵は、より多くの人に及ぶようになっている」とし「賃金もようやく上昇し始めた」との認識を示した。

賃金が上昇していることは確かだが、統計によると、賃金の伸びは依然として2007─09年のリセッション前の水準を大幅に下回る。

昨年12月の米雇用統計によると、民間部門の時間当たりの平均賃金は、前年同月比1.7%増にとどまった。リセッションが始まった2007年12月に先立つ1年間には、すべての月で、賃金は3%上昇していた。2010年以降の賃金の伸び率は、平均で2%となっている。

労働省がまとめた別のデータによると、賃金は昨年第3・四半期、前年比で2.1%増加した。上昇ペースは2009年以来の高水準となったが、一貫して3%を上回っていた2007年には届いていない。


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