第3次安倍内閣が発足し、特定秘密保護法が施行されてから、はや2カ月が経過した。特に朝日新聞の慰安婦報道問題を機に、日本のメディアは政府への批判を避け、右派の圧力に萎縮してしまっていると、スイスの有力紙NZZとターゲス・アンツァイガーは伝えている。
保守系新聞のNZZは「上からの指示を必死に待つ」という題の記事を12日付の朝刊に載せた。これは、NHKの籾井勝人会長が5日の定例記者会見で、戦後70年にあたり従軍慰安婦を番組で取り上げるかどうかは「政府の意向を聞かなければならない」と発言したことをテーマにした記事だ。
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