新年早々の世界同時株安をもたらしたのは、グローバルな投資マネー逆流への警戒感だ。原油安と地政学リスクの高まりで、オイルマネーが急激に巻き戻されているとの懸念が浮上したほか、米利上げを発端にした新興国市場からの資金流出に、市場は神経質になっている。株安が続けば政策期待が高まるが、今のところ自律反発の勢いは弱い。
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