Quantcast
Channel: International Business Times 日本版
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5194

フランス:パリでのテロが戦争に発展する気配あり

$
0
0

パリでの暴力事件から1週間以上が過ぎたが、光の都市は闇で覆われている。薄暗いカフェのテーブルで、明るいテラスで、パン屋の軒先で、「戦争」という単語が口にされている。
 
アルジェリア系のタクシー運転手であるジャブ(Jabu)さんは、「フランスでは、私たちは一度も戦争を経験したことがありません。けれども、テロリズムは戦争であると言えます」とコメントした。ジャブさんは苗字を明かすことを拒んだ。
 
ジャブさんは多くのイスラム教徒の住処があるパリの中を運転しながら、「ここに住んでいる人たちは恐れています。彼らは9.11事件後に少し似ていると感じているのです」と説明した。
 
パリ人の多くは、風刺雑誌「シャルリー・エブド」の出版社および食品スーパー「ハイパー・キャシャー」への襲撃事件をフランスの9.11事件であると考えている。同事件では17人が殺害された。犠牲者の数が3,000人にのぼった米国の事件とは比較にならない。しかし、先週のパリへの攻撃では、アルカイダおよび「イスラム国(ISIS)」グループが欧州(とりわけフランス)に対しての戦争を公式に初めて表明した。9.11が米国に対してであったのと同様である。
 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5194

Trending Articles